コーチも磨く

20代から50代まで、私は、多くの方を教えてきました。アナウンサーになった方も大勢います。多くの後輩ができ、それぞれが各地で活躍しているのは嬉しいものです。何よりも、美しい日本語で人々を癒し、美しい日本語を後世に伝えていくというやりがいのある仕事に就いて、使命を感じながら仕事を続けるのは尊いことです。今も日々、プロの話し手を育てていることに、誇りをもって取り組んでいます。
私は長い間教えていますが、ずっと同じことを教えているわけではありません。同じことはできません。時代とともに言葉や話し方は少しずつ変化していくからです。昨年と今年では、少し違うこともあります。就職については特に時代とともにかわります。時代にあったより良い指導をするために、コーチの私は、常に学び、時代とともに歩んでいく柔軟性が求められます。コーチの私も自分自身を磨いて進化しながら教えていきたいと思っています。アナウンサーは、日本語の職人です。個性を生かして、プロそしての技を磨いていかなければなりません。こういった本気の姿勢が、面接の時に生かされるのです。
言葉や話し方は、時代とともに変わっていっているようですが、よりよい変化だと思います。進化していると思います。言葉も優しくなり、発声発音も心地良い響きが求められているように思います。よりよい変化、進化しながら、皆さんも私たちとともに日本語の職人になりませんか。
《講師もレッスンを流さない、真剣勝負》
(2018.07.09)