アナウンサーのエントリーシートは手強い

今、大学3年生は、エントリーシートと格闘しています。今年は、昨年よりはやく、東京キー局のエントリーが始まりました。アナウンサーという職種のエントリーシートは、他の職種より手強いのでまさに格闘という言葉がふさわしいです。
手強いとはどういうことかというと、「質問が多い」「質問が難しい」「ありきたりなこたえ方ではダメ」「さまざまな活動をしている写真が必要・動画も必要」…など、各社特色があります。写真や動画など準備することはたくさんあります。各社締め切り日が一週間おきであったとしたら、週に一つはエントリーシートを完成しなければなりません。一つのエントリーシートを書くのにかなりの時間を要するので、とても大変です。
質問には、文字数が決まっているのもありますが、自由なスペースもあります。市販の履歴書とは違って、各社個性的です。人気の職種ですから、競争率はかなりの高さです。
なぜ、格闘するのかというと、エントリーシートが通らないと面接に呼んでもらえないからです。1次面接に呼ばれても、2次面接に呼ばれる保証はありませんから、最終面接までいって採用されるようなエントリーシートを書かなくてはいけないのです。
これまで、私どものスクールからアナウンサーに採用された方のエントリーシートは、その方らしい表現でよく書けていました。採用されるエントリーシートを書けるようになるのには、少し時間がかかりますが、じっくり取り組めば書けるようになります。各質問に対して、的確に書けるようになるには、考える時間が必要です。とにかく焦らないことです。
今日のレッスンでも、レッスン生と一つ一つの質問について検討しました。もちろん、内容は一人一人違います。その方にあった、その方が心から思っていることを引き出すのが私の役目ですから、とことんつきあいます。
《ESは単なる応募申込書類に非ず》
(2017.11.24)