第6講 ニュースとトーク

アナウンサー試験が難しいのは、ニュース原稿が読めないといけないからです。採用試験の時にニュースを読まされます。試験までに読める状態にしておかないといけません。ニュース原稿は練習もしないで読めるほど簡単ではありません。
また、フリートークの試験もありますから、トークも練習しておかなければなりません。話すということにはルールがあります。ルールを知らないと、何が言いたいのかさっぱりわからない話になります。上手に話すには練習が必要です。
十分に練習しておけば、採用試験の時、緊張しても自信をもってのぞめます。ですから、アナウンサー試験を受ける学生は、大学に入学したらアナウンススクールに通ってしっかりと鍛えます。(私のスクールでは、高校生の時からアナウンススクールに通っている方もいますよ)
ニュースもトークも2、3回レッスンを受けたぐらいでは身につかないものです。2、3回のレッスンでは、「やったことがある」で終わってしまい、できた気になってしまうだけで、採用試験で実力は発揮できません。
物事を習得するには、繰り返し練習することが必要です。「身についた」という実感が持てるようになるまで、鍛えることです。(私のスクールでは、「身につく」までレッスンします。学生さんたちみんな頑張っていますよ。)
ニュースが読めるようになるのも、トークができるようになるのも、ある程度の練習の時間が必要です。能力には個人差がありますが、自分ならどのくらいの時間が必要かよく考えてのぞみましょう。
《採用への道は1日にしてならず》
(2017.2.07)