自分だけにしか語れないことがあると、面接も営業もプレゼンテーションも上手くいくでしょう。要は「自分だけの何か」を見つけてわかりやすく話せばいいのです。
ですが、たいていの人は、自分だけの何かを見つけることができない。自分だけの何か、なんてそもそもあると思っていないのが現状です。だからこそ、自分だけの何かを語れる人は上手くいくのです。
就活では、質問内容の志望動機、得意なこと、入社してやりたい仕事、学生時代に一番取り組んだことなど、どこの会社でも同じような質問がされます。ですので、誰もが思いつきそうなことを書いたり語ったところで、目立つことはできません。学校と違って、就活や仕事では目立ってなんぼ!ですから、目立つ努力が必要です。
目立つには、誰もが思いつかないことに目をつけることです。そこそこそこそこ、なるほど!と思わせることです。
誰もが思いつかないことなんて、自分にあるんだろうか、と思うかもしれませんが、一人一人は全然違うものです。同じことをしているようで、人は感じ方も物事のとらえ方も考え方もそれぞれ個性的なものです。そこに気づくことです。自分ならではの感じ方、物事のとらえ方や考えを語れば、それが自分だけの何かになるものです。
「自分だけの何か」が見つかったら、それが世間の誰もが納得する、受け入れられることであるのかをよく検討して、共感を得られるようなことを語ればいいのです。
(2015.12.10)