10代といえば、小学生・中学生・高校生・大学生・社会人。人として、大きく成長する年代ですね。この10代の経験は、その後の人生にとても影響すると思います。
教室内でのクラスメイトや先生との関係、クラブ活動での部員同士の関係、友人同士、先輩後輩同士、職場内。これらの中でどのように人とかかわったかが、その後の人生を決めるぐらいに大切です。
10代でクラスメイトや仲間と上手く関係を築くための努力できれば、社会に出た時にいかされます。
人はさまざまだと知ること。お互いを認めること。伝えたいことを相手に上手に伝えられること。好かれるにはどのようにすればいいか、嫌われる言動とはなにかを知ること。
10代は、このような社会人として必要なコミュニケーションスキルを実践で身につける年代です。コミュニケーションに自信が持てるようになるには、時間がかかります。学校やクラブ活動を通して、じっくりと身につけたいものです。
10代は、失敗しても取り返しのつく年代です。だから、おそれずこわがらず、多くの人と関わっていきましょう。教室や部活などの人間関係は複雑、ですが、それを何とか克服すれば、自信がもてます。
失敗したなと思ったら、また、失敗しそうになったら、以下のことをやってみてください。
1.少しでも感謝することを見つけて、「ありがとう」を伝える。
2.少しでも気になることがあったら、「ごめんなさい」と伝える。
3.何かあったら、「大丈夫?」と伝え、心を配り気にかける。
4.うまくいかないときは、うまくいかせようと無理に思わないで、
少し時間と距離を置く。
人とのかかわりは、本当に複雑で難しいところもありますが、ただいま勉強中、というぐらいの気持ちで、大人になるための準備をすると、20代になった時によかった、と思えるでしょう。
10代のお子さんをもつ方、10代の児童・生徒・学生を指導する方は、とても大切な役目を担っていますね。私は、10代の子どもを持つ親として、10代のみなさんと、ともに学んでいければいいなと思っています。
(2014.07.15)