挨拶やスピーチ、意見を求められたときに何を話せばいいか、迷いますね。一番失敗しないで、誰もが納得する言葉が、「ありがとう」です。
ただ、ありがとうだけを言えばいいのではなく、話の内容すべてをありがとうにすれば上手くいきます。
人というのは、集まった人全員に向かって感謝の言葉を伝えられても、自分に言われたようには感じないものです。大勢が集まっている時ほど、そうです。
「ありがとう」は、パートごとに具体的に伝えると効果的です。
例えば、その場のキーパーソンに対しては、その方お一人の功績に対して、してくださったことを具体的に話して、感謝の気持ちを述べます。みなさんの前で褒め称え、感謝すると気持ちが印象深く伝わります。
また、数人の功績に対しても具体的に話し、感謝する。さらに、別の数人に対しての感謝を述べる。
こんな風に、それぞれの活躍について具体的に感謝の気持ちを話すと、だんだんとその場が和んでくるのがわかり、その場の雰囲気がよくなっていくことに気づきます。場の空気がいいと、話しやすくなります。話し終わったあとは、あったかい拍手と笑顔に包まれます。
誰でも、褒められると嬉しいものです。みなさんの前で感謝の気持ちを伝えられると嬉しいものです。マイクを使って正式に感謝の気持ちを述べる、ありがとうを声に出すということは、本気なければできないことです。人前で話すとき、必ずその場が和み、上手く話せる魔法の言葉「ありがとう」。ぜひ多用してくださいね。
(2014.01.23)