せっかくしてくれた忠告・アドバイスは、素直にきくことが人間関係を良くする第一歩かと思います。
忠告やアドバイスが、「自分の思いや考え」と違うと、逆らいたくなるかもしれませんが、「自分の思いや考え」とは、勝手な思い込みのことも多々あります。視野を広げるためにも、人からの忠告は、受け入れた方が自分のためです。忠告・アドバイスを受け入れることで、自分の世界を広げることもできます。
上司や力のある人の言うことは、何でも聞く。男性の言うことなら聞くけど、女性の言うことは、聞かない。年下や同年代の忠告は、受け入れない。……。このような、偏ったことは、ないでしょうか。あれば、考え直してみたほうがいいかもしれません。
また、めんどくさいから、誰の言うことも、すべて聞いておこう。というのでは、人として、筋が通りません。
苦情を聞くのは、イヤでしょうし、苦情を言って発散する人もいますから、対応は難しいですが、そういうのとは別に、自分に対する苦言のようなことは、耳を傾けた方がいいですね。自分のことで、苦言を呈してくれる人、アドバイスしてくれる人の言うことは、よくきいて、自分の言動を省みた方がいいと思います。
忠告をわざわざ言ってきてくれる人がいたら、その人は、あなたと、本気でつきあおうと思ってくれる人です。イヤだな、と思うことがあったら、つきあわないで無視すればいいのに、わざわざ忠告してくれるのですから、あなたのことを思ってくれている人です。うるさいと思うかもしれませんが、そういう人を大切にしましょう。
忠告を素直にきいて、ちょっと立ち止まって自分の言動を省みると、現状を把握でき、自分の立ち位置がわかり、進むべき道がみえてくるかもしれません。
(2013.07.24)