私が主宰するアナウンススクールでは、レッスン生のみなさんとよく朗読をします。台詞をかわすこともあります。豊かな表現を身につけるレッスンですが、何よりも、楽しいから行っているレッスンです。もちろん、表現力もつきます。自分の新たな面を発見できることもあります。新たな面というのは、少しかた~い感じの話し方をする人が、顔の表情が豊かになったり、嬉しそうに声を出せるようになったりといった、プラスの面のことです。それも、ある時、突然に、何かが切り替わります。だから、楽しいのです。

一人で朗読するのは、仕事ではよくあることです。練習も一人でするものです。ですが、朗読の練習も本番も、みんなでやる方が楽しいです。同じ文を一斉に声に出すと気持ちいいし、パートにわけてみんなで分担してお話をつないで読んでいく時は、一体感を感じます。また、台詞は、一人ではできません。相手役の人がいてくれるからこそ、会話になるのです。

みんなで一斉に読んでも、パートにわけても、とにかくみんなで一緒に読むのは、楽しいです♪みんながいると寂しくないし、心強いし、みんながいるから頑張れる。そして、上手くなります。

5月5日の子どもの日に、レッスンの成果を舞台で発表します。一緒に舞台にあがってくれる仲間でいてくれるのは、ありがたいことです。舞台では、緊張を越えて、楽しい!って思えるはず。一度舞台で発表する楽しさを味わったら、もうやみつき間違いなしです。そして、もっともっと上手くなりたいと思うでしょう。楽しいし、上手くなるし、新たな自分を発見できるし、みんなで読むことは、良いことばかり。楽しいです。

(2013.04.26)