怒ったり、憤ったり、むかついたり、こわい言葉ですね。ですが、これらの感情は、大切だと思います。

何かをされて、ムカムカしたら。その感情は、とても不快でイヤなものですね。ですが、ムカムカして怒るからこそ、人の気持ちがわかるのではないでしょうか。怒ったことがない人は、怒っている人の気持ちが、わからないでしょう。失礼なことをされて、怒らないと、鈍い人と思われてしまいます。怒ることは、人の気持ちを理解する上で、とても大切な感情かもしれません。

人がどういう時に怒るのかを知っている人は、人を不快にさせるようなことはしないでしょう。また、怒っている人に共感できるので、問題を解決するのを手伝ったりすることができるでしょう。怒っている人の気持ちをわかってあげるだけでも、役に立ちます。

争うのがいやだから、見て見ぬふりをする人もいるでしょう。争いを好む人は、少ないと思いますが、事なかれ主義、日和見は、自分は平和ですが、人の気持ちをわかろうとしない人、のような気がして、つきあっていて寂しい気持ちになります。

怒ると疲れます。ですが、頭に来たときに怒らないと、忘れた頃にたまったストレスが大きく吹き出してしまわないでしょうか。小さい怒りぐらいのうちに、出しておいた方が、いいですね。

怒りたいときは、怒っていい、と思います。大爆発しないように、怒っておきましょう。怒りの感情にひたると、怖い雰囲気になってしまうのでよくないと思いますが、怒りの感情を味わい、楽しむ程度なら(笑)、怒ってもいいと思います。

いろいろな感情を知ることも、人生の楽しみの一つです。怒りの感情を知ると、人の気持ちがよくわかり、人として深みが増すと思います。

(2012.12.02)