人というのは、役に立ちたいものです。何かの役に立ったのがわかると嬉しいものです。役に立ったのがわかるような言葉を言えば、喜んでもらえます。

「みなさんに連絡してくださって、ありがとうございました」

「いつもはやい対応で、助かります」

というようなたわいもない言葉が、実は、喜ばれるのです。役目で決められていることでも、労をねぎらい、助かったことを伝えると、とても喜んでもらえるものです。この少しの言葉を添えるだけで、和やかな雰囲気が生まれ、信頼関係へと繋がります。この少しの言葉を言うか言わないかで、大きな違いです。コミュニケーションが上手な人は、こういう細かいことに気のつく人なのです。

人は、役に立ったのがわかった時、とても嬉しいものです。恩を感じて言葉を発すれば、人を喜ばせ、良い人間関係を築くことができます。

人というのは、役に立ちたいものなのです。たいしたことはできなくても、役に立ちたいのです。

(2012.02.01)