人として、最も大切な感情は、「思いやり」です。

他人を思いやる、まわりにいてくれる人を思いやる、ちょっとした思いやりの気持ちが、「助けあおう」という美しい気持ちを生み出します。

大したことを思わなくても、「今日のような風の強い日に、よく来てくれた」とか、「寒くなったけど、風邪をひいていないかしら」とか、何げなく、さりげなく「思いやる」ことを、日々、繰り返すのです。それが、あなたの美しい心を育てます。

あなたのことを思いやっているとか、風邪ひいてませんか、とわざわざ伝えなくてもいいのです。自己アピールをすることはありません。見返りを求めず、心から相手のことを思うのです。それが、本物の思いやりです。

「思いやり」の気持ちにいつもあふれていると、とても穏やかで優しい、いい感じの人でいられます。「思いやり」の心で人と接すると、まわりの人たちが和みます。自分のいる場所が、いい雰囲気になります。

思いやりの心は、伝播します。誰かを思いやると、その優しい気持ちは、いつか自分にも返ってきて、優しさに包まれます。

穏やかで優しく和やかに過ごすために、いつも思いやりの心でいたいですね。

(2011.12.04)