東北関東大震災で被災されたみなさま、心からお見舞い申し上げます。

私は、地震発生時からずっと仙台で、すべての無事を祈っています。

被災地では、水や食料を確保しなければいけないし、余震は続くし、家族や親戚、友人の安否も気になります。そんな時でも、自分と家族を守って、できる範囲でまわりを気遣って、助け合って生きています。子どもからお年寄りまで1人1人が、目の前のことで、自分ができることを、頑張ってやっています。

たいへんな時こそ、お互いを気づかう言葉が救いになります。「大丈夫?」の一言に、ほっとします。言葉をかわせることに幸せを観じます。無事でよかったという想いと、会話が出来るという喜びが声に伝わって、自分も相手も癒してくれると想います。

こういうたいへんな時に、被災地ではお互い助け合っています。助けてくれる人がいます。どんなことでも、小さなことでも助けてもらったら、「ありがとう」と声に出しましょう。「ありがとう」と言ったあなたも、「ありがとう」と言われた人も、心地よくなって、癒されます。言葉には、力があることを実感します。何もなくても、私たちには、言葉があります。優しい言葉は、心強い味方です。

無事の地域にいらっしゃるみなさま、何か役に立ちたいと想ってくださっている大勢の方がいらっしゃることを、観じます。あたたかい想いは届いています。ありがたいです。どうぞ、無事を祈り続けてくださいね。それだけでも、大きな救いとなります。想いは、伝わるのがはやいですから、無事を祈り続けてくださいね。

力になりたいけど、何をすればいいか迷っているみなさん、物資を運んでくださったり、医療行為などの専門家でなくても、誰にでもできることがあります。それは、あなたのまわりの人に、優しくすることです。

自分、家族、まわりの人に優しさを注ぎ、迷惑をかけず、自分勝手をせず、マイナス思考に陥らず、不安にならず、悪口を言わず、愚痴らず、怒らず、まわりを助け、できることをし、前を向いて生きてください。人に優しくすると喜ばれます。喜ばれると、不安な気持ちはなくなります。不安な気持ちをなくすこと、人に喜んでもらうこと、まわりの人を心地よくすることが、世の中の役に立ちます。優しくあたたかい言葉だけで、できることです。

まずは、自分自身、家族、まわりの人に、あたたかい言葉をかけ、優しく接してくださいね。まわりの人に親切にし、助けてあげてください。優しさは、伝播します。優しさはきっと、被災地にも、世界中にも届きます。良い行いは、伝わるのがはやいですから(笑)。

あなたのまわりの人たちに優しくしてください。これが、被災地からの願いです。ぜひ、よろしくお願いします。仙台から、愛をこめて♪

(2011.03.20)