気配りができれば、好かれます。ですが、気配りをしたつもりが、的はずれなことをして、怒られたり嫌われたことは、ありませんか。

相手によって、してほしいこと、してほしくないことが違います。場によって、していいこと、してはいけないことがあります。この違いがわからないのに、いきなり行動に移すから、怒られたり、嫌われたりするのです。相手や場面で気配りを変えるというのは、難しいですね。まずは、身近なことから気配りしましょう。

一人でたくさんの荷物をもっている人がいたら、どうしますか。いきなり荷物を持つといやがられます。たいていの人は、他人にあまり近づいてほしくないものです。「お持ちしましょうか」と声をかけてから、行動に移しましょう。あやしまれないように(笑)。

自分がしたいからするのではなく、相手がしてほしいかどうかを優先することです。気づかないのは嫌われますが、やりすぎるのもいやがられます。自分がしたいからする、というのはエゴです。相手が助けてほしいから助け、相手の役に立つ、というのが気配りです。相手が喜んでくれると自分も嬉しい、という気持ちが大切です。

仕事や用事がいっぱいで忙しそうにしている人がいたら、「お手伝いしましょうか」と、直接声をかけてみましょう。メールもいいと想います。相手の反応はいろいろです。手伝ってほしいと言う人もいれば、遠慮する人もいます。遠慮する人には、ほんとうは手伝ってほしいのに遠慮している、なんて余計なことは考えずに、相手の反応どおりにすればいいと想います。

気づかってくれたというのは、嬉しいものです。気をつかうというのは、好かれる第一歩です。毎日、「手伝いましょうか」「やりましょうか」といった相手を想った気づかいの言葉をいっぱい使いましょう。気づかいの言葉は、人を喜ばせる素敵な言葉です。いつでもどこでも手伝おう、役に立とうという気持ちで言葉をかけましょう。そのうち気配りがわかってきます。

(2011.02.23)