「おはようございます」と、大きな声であいさつをするのは、とてもいいことです。ですが、あいさつをしたい相手が、電話をしていたり、打ち合わせをしたり、話し合っている時なら、どうしますか。大きな声で「おはようございます」と言ったら、邪魔になりますね。邪魔になるからといって、あいさつをしないのも、よくないですね。

あいさつをしたい相手が、他のことであいさつをかえせない状態のときは、目をあわせてニッコリすればいいと想います。会話が終わったときに、あらためて「おはようございます」と言えば、いいですね。

自分がしたいからする、というのは、幼い応対です。気づかいとは、その場その場で、一番よいと想うことを選ぶ力です。一瞬の判断力と、行動力が求められます。ぼ~っとしていては、気づかいの瞬間をのがしてしまいます。あいさつ一つでも、気がきかないと、自分の評価が下がります。

気をつかう、というのは、その場その場、瞬間瞬間の最善が求められます。むずかしいですが、やりがいがあります。

(2010.11.23)