こうしたい、こういうことはしてはいけないと、はっきりとした意志をもって言葉を発し、行動していますか?「こうしたほうがいい」という強い意志がないと、よくない方向に流されてしまいます。以下は、自分の意志を持たないとよくない、というたとえです。
意志がないと、まわりにいる人のよくない言動につられてしまいます。あいさつをしない、笑顔が少ない、褒めない、ありがとうを言わない環境だと、自分もしなくなるでしょう。あまり、人には好かれませんね。
意志がないと、していいこと、悪いことの判断を誤ります。約束を破ってしまったり、嘘をついたり、ズルいこと、非常識なことをしてしまうかもしれません。
意志がないと、謝罪すべきタイミングをのがしてしまいます。その場ですぐに「ごめんなさい」と言うから謝罪です。あとで謝っても、謝罪の意味がありません。人間関係を壊してしまいます。
意志がないと、陰口・愚痴・批判を言う人がまわりにいても、失礼なことをしている人がいても、気がつかないでしょう。悪口や失礼なことに鈍くなります。悪口を言ったりや失礼なことをするような重苦しい空気の中にいると、疲れます。
意志がないと、悪口を言われたり、失礼なことをされても何とも想わないかもしれません。まわりの人たちの否定的な言動に慣れてしまい、自分も悪口を言ったり、失礼な言動をしてしまうかもしれません。
意志がないと、目先の損や得、まわりの人がいいと言ったものが良い、よくないと言われているものが悪いと、自分の判断力がなくなってしまうかもしれません。
意志がないと、その場しのぎの言動をしてしまいます。言動に筋が通らず、信用をなくしてしまいます。気分でかわる言動に、自分自身が疲れます。
意志がないと、少しでもイヤなことがあったり、うまくいかないだけで、仕事や学校、クラブ活動、習い事や委員などの役目を途中でやめてしまったり、たいした努力もせずにあきらめてしまうかもしれません。ここぞという時に頑張れなくなるでしょう。都合が悪くなると辞める、を繰り返しては、達成感が得られません。あれこれと手を出して、本当にやりたいことが、わからなくなってしまうかもしれません。
意志がないと、何が良くて、何が悪いのか、わからなくなるかもしれません。善意と悪意の判断がつかなくなるとしたら、こわいですね。
自分がしてはいけないと想うことはしないし、した方が良いと想ったことはする、というのが、自分の意志です。身近な人、家族、友人、彼氏、彼女、パートナーが何と言おうが想おうが、まわりの人や環境に流されては、自分でなくなってしまいます。した方がいいこと、してはいけないこと、やりたいことは、自分が決めることです。
意志は、石。石のように堅く強くありたいものです。石の中では一番硬く、透明で高貴なダイヤモンドように、流されず、揺らがず、魅力的な意志を持ちたいものです。もちろん、悪いことをする悪意の意志は、ダメですよ(笑)。ダイヤモンドのように高貴で、透明で、愛にあふれた善意の意志を持ちましょう。あなたの意志を大切に♪
(2010.11.11)