楽しくない
しなければよかった
つまらない
面白くない
来なければよかった
信用していない
信頼していない
嫌い
以上のような否定的な、聞いて不快になる言葉を、声に出してはいけません。
例えば、「ここは楽しくない」「今やっている事は、楽しくない」と言われたら、その場を楽しみ、その事を楽しんでいる人は、ものすごい威力で否定されたような気分になって、ガッカリ以上に傷つきます。
ですが、このような否定的な言葉を吐く人は、心身ともによくない状態です。否定的な言葉を吐いた人は、かわいそうだと憐れみ、「肯定的な幸せな人になりますように」と、慈悲の想いを送ってあげましょう。気にしないことが一番です(笑)。
本音で話すということは、とても大切なことです。「楽しくない」は、本音のような気がしますが、本音ではありません。自分勝手な言葉です。本音とは、自分本位やわがままとは違います。本音とは、誰も傷つけない言葉です。本当の自分は、誰も傷つけたくはないはずです。本音の言葉とは、声に出した人も、言葉をうけとった人も、互いに安らぐ音です。
声は、自分に一番に響きます。相手に言ったつもりの言葉の主人公は、自分です。「あなたを信用していない」は、「自分を信用していない」です。こわいですね。
「ここは楽しくない」「今やっている事は、楽しくない」と言った本人は、「楽しくない」という自分の気持ちを相手に伝えたつもりでも、自分が楽しくない場所にいる、楽しくない事をしているという愚かさを宣言し、「楽しくない」という否定的感情を自分におくって、自分自身をネガティブな気分にしています。気づかないうちに…。
ネガティブな言葉ほど、自分自身に深く刺さるようです。ひどい言葉は、声に出した本人を一番に傷つけます。大切な自分を傷つけてはいけませんね。
もし、否定的な言葉を声に出してしまったら、すぐに謝りましょう。「ごめんなさい」「いまのは本音ではありません」などと、声に出して取り消しましょう。自分の声で修正するのが一番効きます。ネガティブが自分自身に深く刻まれる前に、すばやく取り消しましょう。
声は、四方に響き渡ります。否定的な言葉を声に出して、世の中に毒をまきちらしてはいけませんね。
(2010.09.23)