私が主宰する『声優劇団仙台さくら組』は、大好きな仙台の地で、桜のように美しく優しく…という想いで名付けました。

２０１０年８月２９日（日）のライブ（舞台）は、出演者全員が、本番を楽しみにし、おたがいを敬い、ギリギリまで一生懸命稽古し、いろいろあっても舞台に集中して楽しんでいました。そして、共演者やお客様に助けていただいていることを、感謝していました。美しい姿でした。

言葉には、力があります。お互いに「今日は、よろしくお願いします」と優しい気持ちで言葉をかわすと、いいエネルギーの交換ができ、言った方も言われた方も、励まされ、頑張ろうと想えます。同じ舞台に立っているもの同士が、自分のことだけでなく、共演者のことを気遣ってセリフを発すると、優しくて暖かい雰囲気が漂います。いい雰囲気を醸し出したいですね。

言葉を発する者には、愛と優しさを注ぐという使命があります。観てくださる方が、少しでも笑ってくださり、楽しんでくだされば、舞台をやってよかったと想えます。これからも驕らず、あせらず、謙虚に、上を目指して、日々精進したいと想います。

芝居は一人ではできません。共演者、演出、技術スタッフ、お客さまたちがいてくださってこそできます。すべてに感謝しないといけませんね。

生きていくことも同じです。一人一人が、自分の役目をはたし、お互いを思いやり、気遣い、敬い、感謝することができれば、あなたのまわりは、暖かくて優しくて穏やかな居心地のいい場となるでしょう。

舞台だけが特別なのではなく、舞台だけが神聖な場なのではなく、生きていく瞬間瞬間が特別で、神聖な場で、神聖な時なのです♪

(2010.09.09)