逃避とは、困難などに直面したとき逃げたり、意識しないようにしたりして、それを避けること(大辞泉より)。

人間関係において、あなたは逃避したこと、逃げたことはありませんか?

職場や学校、クラブ活動、サークル、習い事などを辞めるとき、お世話になった人や気遣ってくれた人と別れる時は、笑顔で言葉をかわして、気持ちよく離れたいものです。そうでなければ、今後の人生がよくないような気がします。

気まずい状況になってしまって、きちんと挨拶しなかったり、メールだけで辞めて、その場から逃れても、相手は覚えています。目を背けても、してしまったことを、なかったことにはできません。逃げてホッとしたい人を追いつめるつもりはありませんが、人とは、本来強いもの。弱さに逃げてはいけません。

さて、逃げた自分が許せない、逃げ出して後悔している、このままの自分ではよくないと想っているあなた、過ぎた時は戻らない、解決できないと嘆くことはありません。今すぐ、解決しませんか。それには…

逃げたところから、やり直せばいいのです。逃げた場所からまた、はじめるのです。簡単なことです(笑)。

あなたの声、あなたの本音で、不義理を詫び、心から感謝をし、人間関係を修復できるまで、物事が上手く運ぶまで、とことんやり直せばいいのです。淡々と、恥をさらしてがんばる姿に、救いの手はさしのべられます。認めてもらえます。無くしてしまった自信を回復することができます。

恥ずかしいなんて想う必要はありません。自分では気づいていなかっただけで、すでに、カッコ悪い姿を見せて逃げているわけですから(笑)、今更、カッコをつけることも(笑)、とりつくろう必要もありません(笑)。やり直すのは勇気がいるかもしれませんが、このままの自分でいるよりいいのではないでしょうか。恥をさらしてやり直そうとする姿は、それだけで立派です。きっと、救われます。後悔している自分が癒されます。

真に癒されるには、ひたすら感謝すること。まわりの人が助けてくれたり、気を遣ってくれていることに気づき、素直にありがたいと想うことです。

陽にあたると勇気がわいてきます。太陽が、気持ちを明るくしてくれます。草や木にふれ、花を愛で、風にも吹かれましょう。自然は、優しい気持ちを呼び覚まし、謙虚さを想い出させてくれます。優しさ、謙虚さは、強さのもとです。

人は、何かで繋がっています。逃げたって、どこかで会うこともあるでしょう。いつでもどこでも、堂々としていたいですね。ちょっと居心地が悪いぐらいで逃げて、別の場所に移っても、また同じようにつまずいてしまうもの。悪循環です。離れていいのは、物事が上手くいったときだけです。失敗したら、その場にとどまって、成功するまで頑張らなければいけません。

やり直すという、難しいことができてこそ、心から癒されます。癒しとは、本来厳しいものです。真に癒されたいのなら、今すぐやり直してみませんか。今すぐ解決し、現在がよくなれば、過去も未来もよくなります。過去にも未来にも自信がもてます。過去も未来も、今、ここにあるのです♪

(2010.08.01)