○○はできない、○○は嫌い、○○はよくない、○○はダメだ、○○は無理だ。

よく調べもせずに、何の確信もなく、何となく陰口、悪口を言葉にしてしまっていませんか。

声に出した言葉は、自分の身体に一番に響きます。主語は何であれ、攻撃的なマイナス言葉は、自分自身に刺さります。意図的にも、無意識にも、悪口を声に出すということは、自分を傷つけることになります。大切な自分を傷つけてはいけませんね。

悪口を言ってしまったあなた、鏡で自分の顔をみて。美しくない顔をしていませんか。何が美しいかもわからなくなっているのなら、要注意。悪口をやめて、美しさを思い出さないといけませんね。

声は身体に響きますから、自分が発した言葉のとおりに動いてしまうかもしれません。悪口を言うと、現実の世界が「できない」という、自分が声に出した悪口に近づいていくとしたら、愚かですね。

悪口を言うのは下品です。賢い人は、確かなことしか言葉にしません。悪口に悪口でかえすなんて、おろかなこともしません。悪口を言う人からは、無言で離れていきます。

あなたがもし、悪口を言ってしまう自分をやめたいのなら、すぐにかえればいいのです。何でも悪く想ってしまうこと。誰かが言っていた悪いことを信じてしまうこと。悪い方に流されることを、すぐにやめることです。賢くありたいか、愚かでいたいか。自分を大切にしたいか、自分を傷つけたいか。どっちを選ぶかハッキリと決めればいいのです。

もし、悪口を言ってしまったら、「ごめんなさい」と、声に出して謝りましょう。そして「ありがとう」と言いましょう。謝罪と感謝は同じ想いだから。目の前に当事者がいなくても、声に出すと、救われたような気持ちになれます。

言葉には、パワーがあります。あなたが声に出す言葉があたたかい言葉なら、あなた自身を救ってくれるはず。

(2010.5.5)