本番で後悔しないためには、本番に自分のすべてを出すことです。持っている力のすべてを出し切れれば、結果はどうであれ、満足できるし、納得できるし、よくやったと想えるものです。
発表会、演奏会、会議、スピーチ、面接、オーディション、プレゼンテーション、大会、試合など。仕事、スポーツの試合や、舞台に立つときなど、大切な本番は一回限り。一回だけの本番に焦点をあわせ、集中し、一番良いものを本番で出したいものですね。
それには、一生懸命稽古すること。ストイックなくらいに。これでもかというくらいに。時間を惜しんで一生懸命練習することです。本番は、稽古しただけの自分が出ます。さぼれば手を抜いた自分が出てしまいます。頑張れば頑張った分、いいものが出せるのです。
一回だけの本番に自分の力を発揮するために、どのくらい稽古すればいいのかはみえません。本番前には、いろんなことがおこります。熱が出たり、急な用ができたり、ガッカリするようなことがあったり…
私は、何があっても上手くいかせたいという気持ちが強いからでしょうか。稽古して、稽古して、ギリギリまであがいてしまいます(笑)。
後悔するのは、なんだかよくわからないけれど、上手くいかなかった、出し切れなかったという時のようです。自分自身のことがよくわかっていないと後悔につながります。自分のことなのに、自分がわからないなんて…かっこわるいと想いませんか~(笑)。
テキトーに練習して、大切な本番の前に遊びほうけていて、うまくいったりはしません。自分にだけ都合のいいことはおこらないのです。自分を表現する舞台(場所)は、神聖な場だから。気持ちがよそへいっていて、うまくいったりはしません。
今の自分の気持ちがどこを向いているのかを、常によく確認することです。今の自分にとって大切なことから目をそらしているのなら、気持ちの焦点を大切なことにあわせないといけませんね。
<大切な本番のために>
一生懸命稽古する
本番に気持ちをあわせる
体調をととのえる
丹田呼吸で落ち着く
麗しい気持ちで
(2010.4.12)