クラシック音楽が好きで小学生の頃からよく聴いています。このところ、ヘンデルとバッハの曲を聴くと、身体の奥が揺さぶられるような快い感じがします。

ヘンデル  水上の音楽  王宮の花火の音楽  サラバンド

バッハ   目を覚ませと呼ぶ声がきこえ

これらのCDを少し大きめの音でかけてみたら、音と自分が一体になるような感じで、身体と心の奥のほうを揺さぶられます。くつろぎます。快感です。ふと、これと同じ快感を自分の声がしてくれていることに気づきました。

西暦712年に成立した日本最古の歴史書『古事記』には、多くの神様の名前が書かれています。おそれおおいと想いながら、『古事記』のはじめのくだりを声に出しました。心地よい緊張感。神聖な気持ち。声をつくろってはいけません。本音じゃないと、申し訳ない。清々しく恥ずかしくない自分でいなければいけないと、引き締まった気持ちにさせてくれるありがたい言葉が並んでいます。つい自分本来の声が出てしまいますし。さすが神様、すべてお見通しです(笑)。

神様たちのおかげで出せた自分の本当の声、本音には、バッハやヘンデルを聴いたときと同じような快感があります。身体の奥、心の奥をマッサージしてくれるような心地よさです。

快感を得る声を出すために気をつけたいのは、感情です。ネガティブな感情は、声をよどませ、濁らせ、自分本来の声から遠ざけてしまいます。とりつくろうこと、自分勝手はやめて、嘘、偽り、怒り、不平不満、欲望、嫉妬、迷い、逃げ、のような重苦しい感情は捨てましょう。

自分本来の声は、清々しく生きることで得られるご褒美のようなものです。素直で、身体も考えも柔軟で、楽で、すべてを許し、安心し、正直で、優しく、揺るがず、正々堂々と、何事にも感謝することから生まるのが、本音です。本音は何よりも快感。本音は、真に自分自身を癒してくれる。自分を癒してくれる本当の声を出すためには、正しく生きないといけませんね。

声は音です。音は、世界中から宇宙まで響き渡ります(話しが大きい~笑)。あなたが癒し癒される本物の声、本音を出すと、世界を癒し、宇宙を癒すことができるかもしれません♪

(2010.3.9)