緊張しすぎて大切な言葉も出てこない、あがりすぎる、というのは困りますね。

あなたは、プレゼンテーション、説明、発表など、人前で話さなければいけないとき、声に出して練習していますか。立派な原稿、完璧な資料を作っただけで満足していませんか。

言葉は、声に出してみないとうまくいえるかどうか、わかりません。うまく話したいと想うのなら、納得いくまで声に出すことです。原稿や資料の言葉を覚えてしまうくらい声に出すと、緊張するような場面でも、つい声が出てしまうものです。「自分は多くの時間を費やして練習した」、という実感は自信にもつながります。

「緊張する」というのは自分勝手な感情だと想いませんか。あなたの言葉を聞いてくれる人たちは、あなたが緊張している姿など見たくないのです。堂々として欲しいと期待しているはずです。あなたの言葉を聞いてくださる方たちのために、最善をつくしましょう。人は、汗をかきながら、一生懸命精一杯伝えようとする姿に、心を動かされるのです。

あなたが言葉を発するその場を、とても大切に想っている人もいます。自分の都合で、失敗しては申し訳ないですね。緊張しても頑張れる自分でありたいと想いませんか。ならば、緊張している自分のことはちょっと忘れて、あなたの言葉を聞いてくれる目の前の人のことを真に想って、声を出しましょう。

(2010.2.18)