言葉には、力があります。「ありがとう」のように、声に出したあなたも、「ありがとう」という言葉を聞いた人も、あたたかい気持ちになることからもわかりますね。あなたが発した「ありがとう」は、まわりの人を和ませ、ほっとさせ、暗い気分の人を救います。発音した言葉というのは目には見えませんが、大きな力があります。

危機的状況のときには、あなたの言葉が大きな力となってくれます。本当に困ったときは、神様、仏様に祈りたい気持ちになりますね。何かが起こったとき、神様、仏様に祈る時のようにあなたが望むことを言葉にすればいいのです。「大丈夫」、「助かる」「できる」といった可能の言葉、前向きな言葉は、危機を回避できたり、被害を少なくする助けとなってくれます。「大丈夫」と声に出してみてください。なんだか、力が湧いてきませんか。「大丈夫」という言葉が、あなた自身を本気にさせ、やる気をよびよせているのです。

想いが言葉となり、言葉が行動を導きます。普段から何事も良い方向に想い、前向きな言葉を発するようにしていると、イザというときにも前向きな言葉が出ます。いつも後ろ向きな言葉を使うクセのある人は……、想像できますね。

言葉は、お守りです。あなたを守ってくれる言葉を使いましょう。

(2009.12.5)