癒されるシリーズでは(シリーズだったのか~~~笑)、随分、高尚なことを言っていますが(笑)。なかなか聖人君子のように立派にふるまうことはできないものです。時には、ネガティブな想いがよぎります。不快な言葉も想いつきます。マイナスイメージの言葉をつい言ってしまったりもします。

まずは、それでいいと認めましょう。自分は、立派でもなんでもない、と認めるんです。

そして、自分を認めたら、今度は、本当はどういう自分でありたいかを、しっかりと、ハッキリと、いま一度、想い浮かべてみましょう。自分の理想の姿を設定するんです。

落ち着いた気持ちの時、明るい気分のときならやはり、いつも立派でいたい。不安や怒り、嫉妬、弱気などの不快な想いはいらない。安心して自信をもって生きたい。明るい言葉で優しく話したい。愛のある想いでいつもいたい。そう想うのではありませんか。だったら……。

「想い直す」という、いい言葉があります。

ネガティブなことを想ってしまった。イヤな想いにとらわれてしまった。そういう時は、本心ではそんなことは全然想っていないし、そんな風になりたいとは絶対に想わない、と想い直してみてください。ネガティブなことを想った時は、なんとなく流してしてしまわずに、ハッキリと、ポジティブな明るい方向に想い直すのです。

できないなどの否定的な言葉、愚痴などのマイナスイメージの言葉を言ってしまったときは、「言い直せ」ばいいんです。「いまの言葉は、本心から出た言葉じゃない。本当は・・・って言いたかった」と声に出して訂正してみてください。スッキリしますよ。

修正するのはすぐでなくても、3日後でも(笑)、いつでも、想い直した時でいいのです。ネガティブなことを想ってしまった、マイナスイメージの言葉を言ってしまった、としてもそれは過去のこと。過去のいたらない自分は、消しゴムで消してしまって、かき変えればいいんです。いつでも自分をよりよく更新することは可能です。

話すことでも何でも成長するには、一歩進んで、少し休んで、また元気になったら進んでというように、直線じゃなくて、スパイラル、螺旋(らせん)を描いて上へ向かうのがいいと想います。ゆっくりじっくりのほうが、身につきます。きっと。

想い直して、言い直して、あなたの理想の姿に近づきましょう。

(2009.11.18)