熊谷望那さん 東北大学法学部法学科4年

数々の難関を突破されて、晴れて地元仙台の局アナに採用が決まった熊谷さん。どんな就活だったのか尋ねてみました。

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内定の報告を受けた時どんな気持ちでしたか、ご家族はどのようにおっしゃっていましたか?
「第一志望の局に内定」という安堵と「本当に私がアナウンサーに!」という驚きの気持ちで、電話を受ける私の顔は、とびっきりの笑顔だったと思います。
私の家系からは初めての民間就職であったため、両親には様々な心配をかけました。報告後は、「本当によかったね」と心底喜んでいるようでした。

アナウンサーになるために学生時代に努力したことは何ですか?
大学3年の夏過ぎにアナウンサーを志したため、まずはアナウンススクールに通いました。アナウンスの基礎を学びながら、試験前には一人でカラオケに行き、発声練習もしました。
大学1、2年生の時には、自分の興味の赴くままに色々なことにチャレンジしていました。振り返ると、その経験がよかったのかもしれません。

面接試験には、どのようにのぞみましたか?
自分を自分以上に見せようと力まずに臨みました。
初めは、周りを見てしまい、「皆かわいいな」「原稿読みもうまいな」「緊張していないように見えるな」と、どんどん自分に自信がなくなってしまうことがありました。
ですので開き直って、「こんな私を見てくれ」という気持ちで、元気に堂々とした態度で臨むようにしました。

採用された理由は何だと思いますか?
まずは、東北放送への愛の強さです。
就職活動を進めるうちに、「東北放送に入りたい!」という気持ちが強くなりました。その愛が伝わったのかもしれません。。
次に、心身ともに丈夫そうに見えたからだと思います。

エントリーシートで工夫したことは何でしょう?
当たり前のことでいいので、しっかりした日本語の文章を書くことです。
また、読む方のことを考えて、大きな字で、丁寧に書きました。

エムネットプロモーションのレッスンはいかがでしたか?
少人数で、一人一人、癖などを指導してもらえるので、90分間が大変濃いです。
ニュース以外にも、CMや古典なども人前でガツガツ読むので、度胸がつきますし、採用試験に直結していると思いました。

講師細川のアドバイスで役に立ったことがあれば教えてください。
アナウンスに必要な教養、考え方のみならず、高い人間性を持つための素養を多く学ばせていただいた、恩師です。
「気持ちが表情に出過ぎる」「文章で自分の考えが表現できていない」など、アドバイスが図星すぎて、時に厳しさを感じる時もありました。
一方で、どんな時もそっと背中を押し出してくれたことで、自分で考える力が身に付き、成長することができました。

後進の皆さんへ学生時代に取り組んでおいたほうがいいことを教えてください。
老若男女、様々な思いを抱えた人とかかわることです。アナウンサーにとって、相手を思いやることはとても大事なことだと思うからです。
また、読書をして教養を深め、自分の考えを持つことも大切だと思います。私自身、あまり読書をしてこなかったので後悔しています。やはり読書のもたらす力は絶大です。

後輩の皆さんに励ましの言葉をお願いします。
アナウンサーを目指す道のりは、人一倍成長できる場が詰まっているものだと思います。「アナウンサー受験って苦しいけど楽しいな」と感じながら、受験できることに感謝の気持ちを持って楽しむのがいいのではないかな、と考えます。

今後どのように仕事をしていきたいか、どのように生きていきたいと思っていらっしゃいますか?
日々、貪欲に学び続けていきたいです。
「あの人に任せておけば大丈夫」と信頼される人間になっていたいです。
チャレンジ精神と感謝の気持ちを持ち続け、私らしく成長してゆけたらな、と考えています。

やる気が出ないとき、不安なときでも、レッスンに来れば、夢に向かって頑張る楽しさが感じられて、力が湧いてきます。私も、頑張っていきたいです!


熊谷さんは宮城(仙台)の放送局でアナウンサーとしてお仕事をしていくことになります。私たちも毎日、ラジオやテレビで熊谷さんを見聞きできるので、活躍ぶりを見ていきたいと思います。(実は前年度東北放送に採用されたアナウンサーも当スクールに縁があって、中学時代にレッスンを受けに来ていました。2年連続!二人の活躍とても楽しみしています)いつでもスタジオに遊びに来て下さいね。