第9講 志望動機は大事

エントリーシートでも面接でも必ず聞かれる志望動機。この志望動機の伝え方、答え方はとても大事です。
面接で志望動機を聞かれた時、大抵の学生は、その仕事に就きたい(例えばアナウンサーになりたいと思った)きっかけを話します。面接官は黙って聞いてくれます。ですが、通り一遍、教科書どおりの動機を答えても、多くの面接をこなしている面接官には響いてきません。工夫が必要になります。
特に、面接で「自分を成長させるため」「安定した仕事だから」「たくさんの人に会えるから」「好きだから」など、自分のため(利益)のみの答え方しかできないようだと、次には進めないでしょう。
会社はそれぞれ違いますから、目指す会社にあった志望動機を考えないと失礼というものです。その根底に世の中に貢献しようという大いなる志が必要です。
面接は短い時間で判断される場です。会心の応答をして一次試験、二次試験と進んでいくためには、当然、前準備、作戦が必要です。ひとりひとり違う個性があるので、スクール生ひとりひとりじっくり作戦をたてます。このレッスンが、私のスクールから多くのアナウンサー採用合格者を出す要因のひとつになっています。
もしスクールの学生が面接で次に進めなかった時は、面接の受け答えをしっかり反省し、原因を分析してアドバイスします。二次試験、三次試験に進めた時も最後の一押しのアドバイスを贈っています。
《志望動機は入社後どう貢献できるかという視点で》
(2017.3.06)