S・Hさん 東北大学4年
Hさんは、大学3年からレッスンを受けています。この7月に希望の会社に内定しました。社会人としての大人の女性として素敵な話し方を身につけるため、今後もアナウンススクールで学びます。就職活動について振り返ってもらいました。
内定の連絡をうけたとき、どんな気持ちでしたか?
最後に受けた選考から10日以上もたっていたので、もう不合格だと思って頭を切り替えていました。それにこの会社は面接回数が人それぞれで、私も最後に受けた面接が最終ステップだと思っていなかったので、内定の電話を頂いた時は正直驚きでいっぱいでした。
Hさんは、日本全国のたくさんの学生の中から、厳しい倍率を突破して採用されたそうです。採用された理由は、何だと思いますか?
選考は、個人面接が複数回とグループワークが1回、あと筆記テストが5種類でした。人事の方からは、特に面接とグループワークが重視されていたと聞きました。
面接は、面接官の方々が怖くて(わざとそうされていたのだと思いますが)自分が話している間とても不安になりました。でも私はその雰囲気に負けないで、自信を持って自分らしく素直に話をしようと心掛けたのが良かったのかなと思います。
その精神面の耐性と、これまで部活で鍛えた体力面のタフさ両方をしっかりアピールできたので良かったです。
グループワークでは、初対面の人達とのコミュニケーション力が見られていると思いました。それなので私は、まず人の話をきちんと聞き表情と言葉でリアクションすることを心掛けました。
内定を出してくださった会社に、どのように役に立とうと思いますか?
内定先はCM制作や販促キャンペーン・イベントなどを企画・実施する広告会社です。
私はその中で企画営業職を希望しています。社内の制作専門スタッフと、クライアント企業との間で円滑に仕事が進められるよう、私は「コミュニケーションのプロ」になりたいです。
そのためには話し方と聞き方の両方が上手くなりたいし、私と仕事がしたいと思ってもらえるよう自分自身の人間性も向上させたいと思っています。
エントリーシートや面接で工夫したことは、何でしょう?
私は多分、50社以上エントリーシートを出しました。手書きのものは結構大変でしたが、とにかく字は丁寧に書くことを心掛けました。
基本的なことですが、字からも気持ちが伝わるんじゃないかと思います。
面接で心掛けたことは、面接の前に話す内容を箇条書きでまとめて必ず整理しておくことです。「なぜこの業界なのか」「なぜこの会社なのか」「この会社で何がしたいのか」この3つは最低限まとめて面接に臨んでいました。
それさえ矛盾しないで話せれば、あとそれ以外の質問はほとんど自分自身に関することなので、準備しないでも素直に話せました。
アナウンススクールのレッスンで役に立ったことは、何ですか?
トークの練習は面接でとても役立ったと思います。
咄嗟に出されたお題について簡潔に面白く感じ良く話をする。今でもまだまだ苦手ですが、レッスンでそれに慣れていたことで面接でいきなり変わった質問をされてもあまり動揺せず答えられたと思います。
また色々な面接を受けていて、面接官の方々に「ハキハキしていて良いね」と言われることが多かったです。
レッスンでの発声練習や早口言葉、呼吸法の練習などとにかく様々なレッスンが役に立ったと思っています。
私の普段の姿勢や話す表情も、アナウンススクールに通っていなければコンプレックスのままだったと思います。
講師細川の指導で役に立ったことは、ありますか
苦しんでいる時こそがひとつステップアップした証拠だと、細川先生はいつもおっしゃっています。私はその考え方を先生に教わってから、どんなに辛い時期も頑張れる気持ちになれました。悩んでいる自分を客観視できるようになりました。
私どもの会社が制作するラジオ番組でトークをしたり、講師の細川と舞台で朗読をしました。いつも真剣に一生懸命練習していますね。ラジオや舞台に出演したのは、良い経験になりましたか?
毎回自分自身に対する新しい課題が見つかるので、とても良い経験をさせて頂いていると思っています。ラジオも舞台も、聞いてくださっている方の事を考えるという「相手本位」の意識を持つきっかけになりました。
面接でも同じで、自分のために時間を割いて選考をしてくださっているんだという感謝の気持ちを持つことができました。
それによって、どんなに途中ボロボロな面接になっても、お互いにとって有意義な時間にしようと最後まで諦めずに頑張れたと思います。
社会に出て大人の女性として、今後どのように生きていきたいですか?
どんなに仕事が忙しくても、周りに感謝の気持ちを持ち、気配りできる社会人になりたいです。
一緒に働く人、家族、友人、その他支えてくれる周囲の方々の大切さを絶対に忘れずに生きていたいです。
後進のみなさんに、就活のアドバイスをお願いします
学生の視点から企業の全てを見ることは不可能だし、働いてみないと分からないことがたくさんあると思います。
自分にどんな仕事が向いているかなんてなおさらよくわからないです。だから内定をもらうことがゴールではないと思います。
そう考えたら、何十社落ちても割と前向きに就職活動できました。ポジティブに考えるのは大事だと思います。
伝えたいことがあれば〔自由に〕
細川先生を始めとしてアナウンススクールの皆さんや支えてくださった方々に本当に感謝をしています。ありがとうございました。
これからまだまだ、アナウンススクールでたくさんのことを勉強していきたいです!
Hさんは、いつも向上心をもってレッスンに取り組んでいます。とても参考になるお話をありがとうございました。