重松夢希さん 東北大学卒業
この春から株式会社JTB東北で働き始めた重松さんに就職活動について聞いてみました。重松さんはアナウンサー職を中心に放送局及び一般企業の採用をめざして活動していました。JTBといえば、4年連続で文系の就職人気ランキングでトップになっている人気企業です。(毎日コミュニケーションズ調べ)
放送局就職のために、とても頑張っていましたね。最終面接までいって、アナウンサーまで、あと一歩でした。学生時代の就職活動をふりかえって、今、どんな気持ちですか。
しっかり就職活動と向き合って良かったです。「自分が何をしたいか、どうなりたいか」を真剣に考えました。 真剣に考えることはエネルギーを使うので、苦しくなることもありました。でも、最後まで考え続けてよかったです。じぶんでもまえより芯が強くなったと感じます。自分のことが前より好きになりました。「自分が何をしたいかどうなりたいか」は就職したから最後ではなく、これからもずっと自分に問い続けていきたいです。
学生に人気の企業に採用された理由は、何だと想いますか?
あまり余計なことを考えず、ありのままの自分を出せたことがよかったと想います。
もともと旅行が好きでいろいろなところに出かけています。面接で旅行の思い出を聞かれたときも、清水寺に行くまでの坂道というピンポイントな話で、私らしさを出せました。私らしい話を生き生きと話すことができました。
入社試験を重ねるたびに、重松さんの良さが出ていったと想います。エントリーシートや面接で、自分らしさを発揮するのに、どんな工夫をしましたか?
とにかく具体的に話しました。「たくさん練習した」ではなく「100回練習した」のように、具体的に表現するようにしました。私しか話せないエピソードを探し、厳選しました。
面接前はコンディションにも気を付けました。前日は早く寝たり、大好物のゼリーを食べました。
発声練習も大好きな「奥の細道」を読んでから面接に向かっていました。
自分のエネルギーや気持ちをベストな状態にするように意識していました。
私のレッスンで、役に立ったことは、何ですか?
「声の出し方」です。丹田を意識し、深いところから自分の本当の声を出す練習をしました。「きれいな声」ではなく、「自分の本当の声」を出そうとすると、声を出しているだけで気持ちが良いです。すっきりして前向きになります。
普段から自分の声で話せるようになると、言葉も素直になって、いつでも自分らしくいられるようになりました。
厳しいことも言いましたが、私の指導で心に残ることがありましたら、教えてください?
「大人としての生き方」を教えていただたことです。
たとえば
・常に安定して明るく前向きでいること
・周りをあかるくいい気持ちにすること
・自分の考えをしっかり持つこと
・忙しさに追われないこと
などなど心に残ることはたくさんあります。
指導の言葉だけではなく、先生の姿そのものが見本でした。先生はいつも明るく前向きで、レッスンで先生にお会いするとすごく元気になります。人生に対するモチベーションが上がるんです。
今、東京で働いていても、レッスンを思い出して元気になります。先生からパワーを頂いているなと感じます。私も周りを明るくできる人になりたいです。
私が主催する舞台で朗読をしたり、小学生のためのボランティア公演の司会をしたり、私の会社が制作するラジオ番組に出演したり、大活躍でした。良い仲間にも恵まれましたね。アナウンススクールでの想い出は何でしょう?
舞台もラジオもボランティア公演も、全部楽しかったです! 今、目の前にある本番にしっかり集中することの大切さを実感しました。
本番はいつも緊張しました。緊張しながらでも、とにかく集中してやり切る度胸がつきました。私実は本番に弱く、緊張して後悔した経験が何度かあるんです。
でも、舞台など本番をたくさん経験して、「緊張して・・・」なんて言っていられないなと肝が据わりました。笑
これから就職活動をする後輩のみなさんに、アドバイスをお願いします。
自分らしさを大切にしてほしいです。 レッスンではいつも、皆それぞれ素敵なところがあっていいなぁと感じていました。それぞれの良さを大切にしていけば、決まるべきところに決まると思います。
今後、社会人として、1人の女性として、どのように生きていきたいですか?
お客様、一緒に働く方々などを明るくできるような女性になりたいです、そして、自分がしたいこと、どう生きていきたいかを常に問い続け、自分が正しいと思う道をしっかりと歩いていきたいです。
ありがとうございました。これからは、社会人として頑張ってくださいね。いい人生を歩まれますように、心から祈っています。