スタジオライブ出演

平成23年5月8日、エムネットプロモーション主催の声優劇団仙台さくら組第10回スタジオライブに、アナウンススクール生も出演しました。ライブでは毎回、ラジオドラマや朗読、絵本を発表しています。アナウンススクール生たちは、絵本、司会、朗読をしました。舞台に立った感想をきいてみました。

横沢裕子さん 社会人 総合司会
*スタジオライブでみえたこと・感じたこと
今回で3回目のMCを担当しました。今回は初めてMCの原稿作成から自分で考えさせてもらいました。最初は回りくどい表現が多く、観客のみなさんに伝わりにくい言葉をたくさん使ってしまっていました。

その後、細川先生からのアドバイスをいただきながら推敲し、本番までには何とかわかりやすく端的にプログラム紹介できるまでに至りました。自分で熟考したので、一つ一つの言葉に対する想いが強く、練習にも気合が入りました。

そのため用意していた原稿をあまり見ることなく、観客の皆さん一人一人の顔を見ながら舞台に立つことができました。今までで一番素直に息をはけた気がします。練習ではよく噛んでしまった言葉も本番では噛まずに言葉にできました。改めて本番に強い自分を実感しました。

MCの8割を担当させてもらったのですが、まだまだ全体の流れもわからずに進めてしまうことがありました。その点は今後の課題です。出演者たちのためにさりげなくフォローできるようになりたいです。

今回は出演者と天気にだいぶ助けてもらったようにも思います。各プログラムの出演者たちは意気揚々と楽しく演じていたので、MCの私の気持ちも自然に高揚していきました。

スタジオライブが始まる直前は雷と大雨で大変な天気でしたが、その悪天候の中でもたくさんの方々に集まっていただいたおかげか、ライブ本番中は天窓から春の暖かい日差しが差し込んで舞台がとても明るくなりました。その陽気とともに出演者皆気持ちよく、熱演していました。

次回は古典の朗読に挑戦してみたいです。今回のスタジオライブで、より一層自分の声が好きになりました。嘘、偽りなく素直な気持ちを言葉にでき、素直に息をはけたからだと思います。

スタジオライブの前に決意宣言したことは達成できたと自負しています。良い点、反省点含めて次回はさらによりよいスタジオライブの成功に向けて尽力していきたいです。


畠山翔子さん 東北大学経済学部4年生 『おくのほそ道・出立』朗読、絵本「くだもの だもの」

*はじめての出演について
私はこれまで3回、ライブを見に行っていました。お客さんを楽しませるのはもちろん、出演者の方々自身もとても楽しそうにやっているのを見て、私も出演したいとずっと思っていました。出演できると決まって嬉しかったです。アナウンススクールに通っていなかった1年前の自分より、成長したと自信を持てるよう頑張ろうと思いました。

*本番に向けての練習
『奥の細道』は普段言い慣れていない言葉が多いので、アクセントがなかなか覚えられませんでした。正しいアクセントですらすら読めるようになりたくて、ひたすら読んで練習しました。100回以上は読んだけど、まだまだ足りなかったです。絵本は、鏡を見ながら笑顔で読む練習をしました。

*舞台上で思った事
お客さんの表情が見えるので、「自分の声をここにいる人達は今聞いてくれているんだ」という実感がとてもありました。その分、練習とは違った責任を感じました。また、誰かに聞かせる、楽しませるという事がとても難しいと思いました。

本番、自分は楽しんで読む事はできましたが、お客さんも楽しませる事ができたかどうかは自信がありません。もっとお客さんを巻き込んで、雰囲気を盛り上げられるようになりたいです。

良かった点は、焦らずに練習通りに話せた事です。これからもたくさん練習して、またライブに出たいです。


八巻淳子さん 東北大学理学部4年生 『おくのほそ道・立石寺』朗読、司会

*はじめてライブに出演して
スタジオライブに出演させていただき、本当にありがとうございました!終わった後、「楽しかった」と「やりきった」という達成感でいっぱいになりました。
ライブでは、練習だけでは、気付かないことを体感できて、いい経験となりました。夏のライブも、是非、出演させてください(^-^)

*「おくのほそ道」の朗読
解説を読む前に、お客さんを見ると、私を向いて、真剣に耳を傾けてくださっていて、本当に有り難かったです。精一杯の朗読で、お返ししよう!という気合いが入りました(^-^)
読んでいる最中は、すごく贅沢な気分でした。聞いてくださる方がいるって、本当に嬉しいことだと、実感できたのが、今回の一番の収穫でした。
同時に、もっといい声を出したい!と強く感じました。これから更に稽古に励みたいです。

*司会
「後半疲れてくる」といういつも先生に言われたことが、出てしまった気がします。練習以上は出ない、と痛感しました。
一生懸命話したのですが、一生懸命過ぎて話しかけられなかったかなーと反省しています。
やはり、もっと余裕のある振る舞いが出来るようになるのが今の私の目標です。


岸浪沙也加さん 山形大学人文学部3年生 『おくのほそ道・最上川』朗読、絵本「くだもの だもの」

*スタジオライヴで嬉しかったこと
私が『奥の細道 最上川』を読んだときに、二軒茶屋の町内会長さんがじっと私の方を見てくださいました。私も町内会長さんに伝えようという気持ちで、一生懸命声を届けることができました。暖かく見守って頂き、本当にありがたかったです。

*出演者のみなさんから学んだこと
舞台の直前まで、どうやったらお客さんに楽しんでいただけるかと、考えていた姿が印象的でした。「カーネーションの代わりに、アドリブでとろろ芋だしたら面白いかな?」と真剣に話していたのには、思わず笑ってしまいました。お客さんを楽しませようという気持ちが伝わってきました。出演者のみなさんと、お客さんとの心の距離が近かったのも、出演者のみなさんの強い想いが伝わったからだと思います。 私も次に舞台にたつときは、どうやったらお客さんに喜んで頂けるか、親しみを持って頂けるかを、もっと考えたいです。

*感謝と決意
皆さんに支えられ、無事に大役を終えることができました。スタジオライヴを見に来てくれた、母や祖母、叔母、そして町内の方たち、そして関係者の皆さん、本当にありがとうございます。次のスタジオライヴまでに、もっと成長できるように頑張ります!楽しみにしていてください。