不快に思うことがあったり、不愉快になったら、どうしますか?

怒る、悲しむ、黙る、愚痴る、言い返す、陰口を言う、流す、なかったことにする、無視する、うわべだけのつきあいにする、無反応……。

個人個人反応は、様々ですね。不愉快に思っても、その場では、反応できないことも多々あります。その場で反応しないほうが、賢い選択かもしれないし。

不愉快に思うレベルも様々です。あなたが不愉快に思うことを、他の人は何とも思わないかもしれません。だから、訴えても、わかってもらえないことが多々あります。

ですが、不愉快は、そのままにしておいていいものでしょうか。不愉快だと思うのは、自分のことが大切だからです。大切な自分に失礼な言動をされて、不快になるのです。そのことに相手が気づいていないことも、不快な気持ちのもとになります。

人間関係を考えると、不愉快な気持ちを伝えることは、難しいですけど。何度も何度もイヤな思いを、繰り返し思い返すのなら、不愉快な気持ちを伝えればいい、のかもしれません。伝えないと、不愉快なことが繰り返されるかもしれませんし。自分の不愉快な気持ち、不快感を、具体的に端的に、わかりやすく伝えてみてはいかがでしょうか。

気をつけたいのは、けして、感情的にならないことです。なんとかしてもらいたいと思わないことです。伝えるだけに、することです。相手にわかってほしいとか、何とかしてほしいとか、わかりあいたいなどと、欲を出さない方がいいと思います。その方が、上手く話せます。

うまくいけば、お互いにもっとわかりあえるかもしれませんが、あまり期待しないほうがいいですね。それと、感情的になりそうな時は、不愉快な気持ちを伝えるはやめておいた方がいいですね。上手くいきませんから。時間をおいて、時間差で伝えるのもいいと思います。

わかりあいたい、わかってもらいたい、何とかしてほしいなどの相手への期待がなくなって、もうおつきあいしなくてもいいと割り切れたら、サラッと、不愉快な気持ちを伝えられるかも…、しれません。

不愉快な気持ちを上手く伝えるのは、コミュニケーションでは、上級レベル。難しいですが、大切なことです。

(2013.09.28)