話すということは、自分のすべてが晒されてしまいます。ずるい考えや欲深い思いは、話す内容に、下品な雰囲気として、あらわれます。利己的、自己中心的、わがままな人の話は、いくらキレイな言葉を使っても、利己的、自己中心的、わがままな話になってしまうものです。

話すということは、自分自身の内面が、すべて晒されます。とりつくろっては、つじつまがあわなくて、信用されません。自分の考えをもたず、流されやすいと、場当たり的に話してしまい、自己中心的で欲深い自分を晒すことになります。人には、嫌われます。話すと人に嫌われるから、話すことが苦手になってしまった人もいるでしょう。

解決方法は、簡単です。自分勝手や利己的をやめればいいだけのことです。他人に親切に優しい人になれば、他人を思いやる素敵な会話ができます。話せば話すほど、喜ばれ、人に好かれます。話すことが、楽しくなります。

わがままでもないけど、優しくもない、というあいまいな人もいけません。あいまいな人は、人に好かれも嫌われもしませんし、話すことは、ヘタでも上手でもありません。話していて、楽しくありません。

話すことが苦手な人は、声の良さを追求したり、アクセントを学んだり、読む方に逃げ道をみつけるようです。ですが、声が良くても、アクセントが正しくても、滑舌がよくても、真には伝わりません。話の内容が自己中心的で幼ない人、他人の気持ちがわからない人は、良い文を読んでも、聞き手の心に響かないものです。良い読み手は、良い話し手なのです。

話すということは、自分自身が晒される厳しいものです。覚悟して話しましょう。覚悟して、自分を素敵に磨きましょう。人生を楽しむためなら、簡単ですね。

(2011.10.18)