自分に対する悪口を聞いたとき、どんな気持ちになりますか。

思いもよらない不平不満を言われたときは、どうでしょう。

とても悲しい気持ちになりますね。傷つきますね。

ですが、本当に傷つくのは、悪口や不平不満を言ってしまった、その人、です。発声した言葉は、自分自身に響きます。誰か、または、何かに対して言っているつもりでも、悪口や不満はすべて自分に向かって言っていることになるのです。悪口、陰口、不平不満、愚痴を声に出すということは、自分自身を傷つけるということです。大切な自分を傷つけてはいけませんね。

何に対しても感謝し、ありがたいという想いから出た言葉を聞くと、爽やかな心地よさを感じます。幸せな気持ち、嬉しい気持ち、楽しい気持ち、喜んであげる気持ち、褒めたい気持ち、許してあげる気持ち、頑張ろうという気持ち、ワクワクする気持ち。こういう気持ちは、「幸せ」、「嬉しい」、「楽しい」、「おめでとう」、「いいね」、「いいよ」、「許します」、「できる」、「うまくいく」、「よかった」、「感謝します」、といった言葉になります。これらの言葉に、癒される気がしませんか。

ちょっとしたことでも、「ありがとう」と言われると嬉しいですね。「ありがとう」という言葉を声に出したあなたは、どんな気持ちですか?「ありがとう」と言ったあなたは、清々しい気持ちになりませんか。「ありがとう」は、言われた人より、「ありがとう」という言葉を発したあなたこそ、真に癒されるのです。あなた自身のために、癒される言葉を声に出しましょう。

(2009.10.6)